●「うちの子は元気で走り回っているから大丈夫です」
こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。
沢山の知らないわんちゃん達が集まるドッグパークなどに行くと、いつも複雑な思いで帰ってきます。
歩き方のおかしい、または明らかに痛そうにしているわんちゃんが一杯だからです。
久しぶりにガールフレンドのレイアちゃん(右)と。
知らないチワワさんと何やら真剣に対応中のドゥーイー(中央)
走っているから大丈夫?!
よく耳にするのが
「うちの子は元気に走り回っているから大丈夫です。」
...本当にそうでしょうか?
歩き方の種類
3本の足が地に着いている状態を
常足(なみあし) - ウォーク と言います。 これが歩いている状態。
前肢を1、2 (右・左) 着いてから、 後肢を同時に蹴るのを
駈足(かけあし) -キャンター と言います。
暴れん坊将軍の馬の足音を思いだしてみてね。
パカパッ パカパッ
っていう歩様です。
後肢に違和感・痛みがある時、 速く動きたい時、犬は好んで駈足(かけあし)をします。
駈足(かけあし)したくなる理由
痛いなら、なぜ走るのでしょう?
それは単純に、駈足の方が滞空時間が長いからです。
体重をかけると痛い場合、
膝関節を曲げると痛い場合、
後肢を左右、地にしっかり着くより、ホップ、ステップしていた方が楽なのです。
...人と一緒ですよね?
観察が大事
うちの子は大丈夫、と思いたい(心配させられたくない)という方もいらっしゃいます。
こんなこともありました。→ 本当に知りたくない!?【膝蓋骨脱臼】
でも、見て見ぬふりをしたり、「走っているんだから問題なし」と安直に考えていると、大事なことを見逃しているかもしれません。
あなたの愛犬が辛抱強く、痛みとつきあっているかも!!
普段から体の動かす様子をよく観察して、少しでも多く気付いてあげられる飼い主でいましょうね。