犬が首を痛めやすい理由

犬が首を痛めやすい理由

こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。

 

愛犬が

顔を上げられず、痛みでプルプル震えている

そんな経験はありませんか?

 

先日、ちょうどそんなわんちゃんのお話をブロ友さんからお聞きしましたので、

*なぜそうなりやすいのか

*予防のポイント

をまとめてみますね。

 

犬の頸椎のかたち

 犬の頸椎は全部で7つあります。

その中で注目していただきたいのが

頭に近い方から2番目の「第二頸椎」

↓ これね。

 

...他の骨と比べてずいぶん独特な形をしてますでしょ??

第一と第三頸椎に覆いかぶさるような形をしています。

人も動物も顔の上げ下げ、ジャンプ、振動、などあらゆる動きが繰り返されると、首の骨と骨の間にあるクッションが擦り減っていきます。

すると骨と骨のスペースが狭くなり、ひどくなると神経を圧迫するようになります(ヘルニア)。

ただでさえ、そうなりやすいのに、犬の第二頸椎のこのかたち!!

痛めない方がおかしいと思いませんか?(≧д≦)

 

 

犬の首に負担がかかること

 この第二頸椎の形を頭に入れた上て、以下のことを考えてみて下さい。

 

  • 人を見上げる(首を上に曲げる)

  • ジャンプする

  • 首輪にリードをつけて散歩する

 

どんなことが起こるでしょうか?

 

人を見上げる(首を上に曲げる)=筋肉の疲れ

特に小型犬はほとんど全てのものが自分の目線より上にありますから、首を上に曲げている時間が長くなります。筋肉が伸びた(緊張した)状態が続くと、筋肉が疲れによってしなやかさを失い、とっさの場合に体勢を保つことが出来ないので、怪我をしやすくなります。

 

 

ジャンプする =椎間板のスぺースが狭まる

振動性のある動きを繰り返していると、頸椎の間のクッションが失われ、間隔がだんだん狭まってきます。それによって神経が圧迫されると(ヘルニア)非常に危険です。特に以下の二点は気を付けたいところです。

*ソファから飛び降りる

*滑る床の上でジャンプする(興奮している時や、おねだりする時など)

 

 

首輪にリードを付けて散歩する =事故の可能性が高まる(首の筋肉、食道、椎間板など)

「うちの犬は引っ張らないから」と言う方もいるかと思いますが、あらゆる角度から何らかの理由で首が引っ張られる可能性があるので、小型犬は特にハーネスにした方が安全です。

 

 

怪我・再発予防のポイント

  1.  ソファ、ベッドなどへ直接飛び乗り・降りをさせない (※ステップは買って置くだけではなくて使うようにトレーニングすることが必要ですよ~。笑)

  2. 首輪はなるべく軽いものを選び、一日のうちどこかで外してリラックスさせる時間を設ける

  3. ヒート・パッド(温熱パック)やシャワーなどで首を温める

  4. 体に合ったハーネスを使用する

※痛み止めは一時的に痛みを感じにくくし、消炎剤は炎症を抑える働きをしますが、それを服用して「治る」わけではありません。首に負担をかけないように生活習慣を変えない限りまた痛める可能性が有ります。

 

犬の首を守る

 大したことではないと思われることでも、長い間の積み重ねで怪我につながります。

わんちゃんは

「昨日、ロープのおもちゃをガウガウ引っ張って遊んでいた時、なんか首をへんなふうにしちゃったんだよね。それからずっと痛いんだ...。」

...なんて人の言葉で言えませんから。

 

 

頸椎のヘルニアが最も発症しやすいと言われているのが、第二頸椎(C2)と第三頸椎(C3)です。

この形 ↓ をいつも思い浮かべて、愛犬の首を守ってあげて下さいね。

 

あなたの愛犬はどうでしょうか?

これまで首が痛いのでは?と疑ったことはありますか?

 

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こんにちは。

ドッグマッサージセラピストの

スザキエリです。

 

「愛犬の様子がどうもおかしい。

どこか痛めた?

もしかして首?

よく分からないけど首の辺りな気がする...」

 

こんなふうに感じたことはありませんか?

 

もしあなたの愛犬に ↓ こんな様子が見られたら...

* 動きがぎこちない、または動こうとしない

* 顔を上げない(恥ずかしがっているような、
  落ち込んでいるような違和感のある動き)

* 首の動きによっては(方向転換など)
  キャンと悲鳴を上げる

まずすべきポイントをまとめておきますね。


異変に気付いたらすぐにすること

1.首輪を外す

※首が腫れていて、ヘビや虫などに噛まれた可能性がある場合はすぐに病院へ(ヘビに噛まれた可能性がある場合はなるべく血流が上がるのを避けるため歩かせないでクレート等で移動する。)

 

2.症状が重いとみられる場合
(全く動こうとしない・動けない)は、
患部を冷やしながらその日のうちに病院へ

保冷パックなどがない場合は、ビニール袋に氷を入れたものや、冷凍のベジタブル・ミックス(未開封のもの。笑)が便利です。

例えば椎間板が陥没、または間隔が狭くなり神経を圧迫している場合などは、緊急処置が必要です。頸椎、腰椎ともにヘルニアの処置は遅れると麻痺が残ることもあるので、早急に受診しましょう。

 

3.症状がそれほど重くない場合
(動きは緩慢だが動けて、食欲もほぼ普通)
は冷やす 

1回10分~30分ほど、1日2~3回冷やします。最初に異変に気付いてから約48時間までは冷やします。

二日経っても症状が改善しなければ受診して下さい。

状態が落ち着いているようなら、それ以降は温めて下さい。温める場合も同様に、1回10分~30分、一日2~3回を目安に。


 普段から注意すること

愛犬が首に痛みがある場合の2大理由は

  • 筋肉の酷使、または無理な動きで筋を違えた

  • 脊椎に損傷がある

です。

体をしっかり休ませる、怪我予防をすることが大事なのです。

 

  • スポーツをするわんちゃん

  • ぴょんぴょん跳ねることが多いわんちゃん

  • 階段の上り下りを多くするわんちゃん

  • いつも飼い主さんを見上げているわんちゃん(またはスポーツ等で見上げる動きを多くさせる)

こういう場合 ↑ は特に普段から注意してあげて下さいね。