膝蓋骨脱臼のある犬に屈伸が良いのか?

日本では膝蓋骨脱臼のある犬に屈伸運動が良いとされているようですが、アメリカでもそうでしょうか?

とインスタグラムで質問いただいたので、それについてまとめてみました。

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※音声のみの作業用・移動中聞き流しシリーズです。

 

何事にも言えることですが、

「~には~が良い」

と安直な言葉に惑わされずに、その「良い」とされる理由を考えて、それが

「自分の愛犬にとってはどうなのか」

 

を考えるようにしたいですね。

...良いものは全て与えたいという親心もすごーく分かります。自分もそうなので。^^

 

 

愛犬の膝蓋骨脱臼でお悩みの方は、こちらもご参考までにどうぞ。

【膝蓋骨脱臼】がに股の犬の内腿を緩めるマッサージ

【膝蓋骨脱臼】内股のわんちゃんの腿を緩めるマッサージ

【膝蓋骨脱臼】がに股の犬の内腿を緩めるマッサージ

あなたのわんちゃんはがに股ですか?

がに股とはどういう状態かというと...

前回お話しした内股・O脚気味のわんちゃんの真逆の状態です。

座骨から直線を引いて、足先が直線上より外側に出ている場合、がに股(cow-hooked) と呼ばれます。

 

犬種によってはこれが正常とされることもありますが(ボーダー・コリーなど)、今日は膝を庇うことで習慣化したがに股さんのためのマッサージを紹介しますね。

 

なぜがに股になるのか?

膝蓋骨内方脱臼のわんちゃんは、膝を曲げた時に靭帯(とお皿)が体の内側にズレてしまいます

程度によって、キャンと言って痛がる場合もあり、声を上げるほどではなく、2、3歩スキップするだけの場合もあります。

これを何度も経験するうちに...

膝を曲げないように足を広げて踏ん張る習慣が出来てきてしまうのです。

(※全てのわんちゃんがそうというわけではありません。)

相変わらず絵が下手過ぎますが(笑)、

こんな風に ↓ ↓ 靭帯や、筋肉が外側へねじれている状態です。

 

この場合、酷使されているのは、腿の後ろと内側です。

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というわけで、

腿の後ろと内側を緩めるマッサージ

こちらをご覧下さい。

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内股のわんちゃんの腿の外側が酷使されるのと対照的ですね。膝蓋骨脱臼】足が内側に入るわんちゃんのマッサージ

※内側にも外側にも外れる場合は、腿の内側も外側も、さらに複雑な凝りがある場合もあります。

あなたのわんちゃんがどんな歩き方をしているか、どこが硬くなっているのか、チェックしてみて下さいね。

【膝蓋骨脱臼】内股の犬の腿を緩めるマッサージ

ニュースレター読者さんのMGさんからのメールをご紹介します。

普通に立っている時の後ろ足はまっすぐなのですが、散歩中は内側に入って歩き続けてます。腰もなんとなく振っているような感じなので、足が動かしにくいんだろうか?(...続く)

後足の歩幅が狭い状態ですね?

「立っている時は後足は真っ直ぐ」ということですが、皆さんもチェックしてみて下さい。

尻尾の両端付近に出っ張った骨が犬の座骨です。

座骨から真っ直ぐ線を引いた時、↓ 足先が内側に入る場合を通常O脚(内股)と呼びます。

「O脚・内股で歩幅が狭い」というのは、膝蓋骨脱臼のある、または手術をすでにしたわんちゃんによく見られる症状です。

なぜかというと、犬は膝が(内側に)外れないように後ろ足の外側に体重をかけ、膝を曲げないように歩きがちなので、

腿の外側が常に引っ張られている状態=腿の外側の筋肉が凝っている状態

というわけです。

 

また、すでに手術済みで膝が固定されていても、痛さや不快感を防ごうと自らあみ出した自分なりの歩き方をそのまま続けてしまう場合もあります。

 

腿の筋肉が凝っているか凝っていないかはちょっと触っただけでは分からないかもしれませんが、O脚ぎみで歩幅が狭いようなら、こちらのマッサージを試してみて下さいね。

 

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犬のがに股には二種類ある

こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。

 

人も犬も、体の形っていろいろですね。

愛犬と暮らす方にとって犬の後ろ足というのは、気になるところではないでしょうか?

今日は犬のがに股には二通りあるというお話。

ちなみに「がに股」ってこんな感じ ↓ 

(下手くそな絵でごめんなさい。)

 

生まれつきのがに股

生まれ持った足つきががに股の場合があります。

例えば、牧羊犬などにはがに股が多く見られます。

高スピードで回り込む動きにはがに股でなくては...

という説を唱えるブリーダーもいますが、本当のところはどうなんでしょうか。

個人的にはAKC(アメリカン・ケンネル・クラブ)やJKC(ジャパン・ケンネル・クラブ)の定める「正しいカタチ」というものには興味がありませんが、これらの団体では、「ガニ股」ってUnattractive(見てくれがよろしくない)とジャッジされます。

※ちなみにO脚もダックス、バセットハウンド、コーギーに限ってはスタンダートと認められていますが、それ以外の犬種はNGです。

ではもう一つのがに股とは・・・?

 

生活習慣によるがに股

 例えば、膝のゆるい(膝蓋骨脱臼)わんちゃんで、靭帯が内側にずれるのを防ぐことがクセになってしまっていると、ガニ股になることが多いです。

ドゥーイー(コッカープー♂8才)も若い頃、膝の使い方が弱く、膝蓋骨脱臼グレード1ぐらい?と言われていました。

結局6才の時の検診で靭帯がしっかり固定したことが分かったのですが、それでも体の使い方のクセはまだあり、右足ががに股になりがちなんです。

これは5才ぐらいの時ですが、 ↓ 右後ろ足がずいぶんガニ股になっているでしょ?

 

病気、または体の使い方のクセによって足の向きが変わった状態が、生活習慣によるがに股です。

 

あなたのわんちゃんはどっち?

生まれつきがに股で、痛みがあるわけでもなく、生活に何の支障もなければ勿論そのままでいいんです。

でも...

生まれつきのがに股なのか?

生活習慣によるガニ股なのか?

その違いは見極めておいた方がいいと思います。

 

膝蓋骨脱臼の例で言えば、靭帯が内側へずれるのを防ごうとするために足が外を向き、内腿の筋肉が引っ張られている状態なのであれば、筋肉の強張りをとってあげる、ということが出来るからです。

あなたのわんちゃんががに股なら、どちらか考えてみて下さいね。

 

がに股で、腿の内側の筋肉が凝っているなら、こちらも読んでみて下さい。

【膝蓋骨脱臼】がに股の犬の内腿を緩めるマッサージ