こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。
ある日こんな質問をされました。
うちの犬の後ろ足って凝ってますか?
なんとなく、後ろ足がおかしいのはわかる...。
この質問をされた方のわんちゃんもシニア犬だし、
「えらく凝っているんじゃないかなぁ」
とご心配されていたんですね。
痛いのかしら?
使いすぎなのかしら?
凝ってるのかしら?
あなたももそんなふうに感じたことはありますか?
でもそのわんちゃんは全然凝っていませんでしたよ!
あ~良かった~...ではなくて。
もっと正確に言うと、
凝るほど後ろ足を使っていません。💦
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四足動物は体前部に体重をかける傾向にあります。
後ろ足にあまり意識がいっていないわんこさんは多いんですよ。
通常、全体重の半分以上を前部(前足周辺)にかけています。
頭の大きい犬種(ブルドッグ、ピットブルなど)では70%と言われています。
そして老化とともに一番著しく衰えるのが腿の筋肉です。
犬の後ろ足に関して言えば、
「凝りをほぐしてあげること」、より
「ストレッチをし、刺激を与え、鍛えてあげること」
が大切です。
あっ、でもですね、どこかに痛みを抱えている場合は違いますよ。
痛いところをかばって絶えず働き続けている筋肉がカチカチになっているのでほぐして、鍛えることは控えます。
※重度の股関節形成不全や膝蓋骨脱臼がある場合は無理に鍛えようとすることはお止めください。
あなたもわんちゃんの後ろ足を触ったり、歩く様子を見て考えてみて下さいね。
もしこのような ↓ ↓ 状態であったら...
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後足(腿)の筋肉が痩せている(へこんでいる、弾力がない)
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後足がぴーんと棒のように真っ直ぐで膝を曲げていない
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内股の筋肉が硬い
足が本来の動きをしていないと思われ、将来的に後足が衰えてしまうかも。
ちょっとマニアックに思われるかもしれませんが 、
後ろ足のケアは将来寝たきりや認知症を防ぐ上でもかなり重要です。
これホント。
だから今から出来ることを始めましょう。
でもどうやって後ろ足を鍛えればいいの?という方は
【動画】散歩が出来ない時の退屈&運動不足解消!愛犬のための頭と体の室内体操
こちらを参考にしてみて下さいね。