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こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。
「愛犬の怪我予防のための簡単ストレッチ法」シリーズの第二回目。
「安全に犬をストレッチするための注意点」です。
ストレッチをさせるタイミング
ストレッチは体が温まった状態でさせます。
以前は運動する前にストレッチを、という考え方が主流でした。
学校でも言われませんでしたか?
「運動する前には必ずストレッチや準備運動をしましょう」
.
.
それも状況によっては間違いではないのですよ。
しかし、怪我の原因になることも多く、現在では一般的に
「運動後のクールダウンとしてストレッチをするのが理想的」とされています。

人も動物も自分で自ら体を伸ばす、という行為をするのであれば、それほど危ないこともありません。
どこまで伸ばすのが限界か、十分自分で分かりますから。
が、ここで皆さんにご紹介していくのは、「人がストレッチを介助する場合」
ですので、「無理をさせない」
ということが最重要になります。
ですから必ず、
体が温まった状態で愛犬にストレッチをさせましょう。
散歩の後に毎日ストレッチする習慣をつけると、
「今日は嫌がるな。」とか
「今日は右より左の方が伸ばしにくいな。」
というような気付きがあります。
すると異変に早く気付けたり、痛みの箇所を特定しやすくなりますね。
運動出来ない場合
-
後肢が弱り、歩行が不自由
-
最近手術をし、歩かせることは出来ないが筋肉が衰えるのが心配
-
過去の怪我で体の一部に麻痺が残っている
このようなわんちゃんには特に時間をかけて体を温めてからにします。
温め方の例としては、
-
入浴(体が冷える前に毛を完全に乾かす)
-
マッサージ
-
温熱パック
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温灸
-
ホットストーン
などがあります。
取り入れられそうなものがありますか?
このようなわんちゃんは特にストレッチを必要としていますよ。
【備考】
神経が麻痺していても、細胞は生きています。
麻痺した部位も動く部位と同じように温め、血流を上げていきましょう。
まとめ
犬安全に犬をストレッチするための注意点として、今日お伝えしたかったのは…
ストレッチは運動の前ではなくて、後にする、ということ。
犬が自らする伸びと、人が介助して行うストレッチは違うので、安全にストレッチするためには、必ず犬の体が温まった状態でする、ということ。
そして、運動で体を温められない犬の温め方の例でした。
・
・
・
次回はいよいよ実際のストレッチ法に入っていきます。
まずは「首」から。
お楽しみに♪
犬にストレッチが良い理由
こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。
「愛犬の怪我予防のための簡単ストレッチ方法」シリーズ。
今日はその第一回目としまして、
ご家庭でストレッチをすることをお勧めする理由からお話ししていきますね。
ストレッチの必要性
ストレッチは人も動物も無意識にやっている自然な行為です。
皆さんのわんちゃんは、
日常的に前肢を伸ばしたり、
後肢を伸ばしたりしているでしょうか?
頭から尻尾の先までプルプルプルっとシェイクすることが出来るでしょうか?
日常的に出来ていれば、理想的です。
でも実際は、犬が十分にストレッチしていない、または自ら出来る状態にない場合が多々あるのです。
例えば...
ー 散歩があまり好きではなくて、長時間同じ格好で丸まって寝ていることが多い。
ー 冬は外に出たがらない。
ー 歩くのが遅くなってきた。(加齢)
ー ヘルニア、靭帯の怪我などのせいで、体の一部を庇っている。(または完治してからも庇うクセがついている。)
ー 胃腸が弱く、背中を丸めていることが多い。
などなど。
そのような場合、犬がストレッチ出来る(または自らしようとする)のは体の一部に限られてしまいます。
歩きがままならなくなってきた老犬であれば自分でストレッチするのはほぼ不可能になります。
そこで人が介入し、ストレッチするように促す、またはストレッチを介助する必要があるのです。
なぜそこまでしてストレッチさせる必要があるのでしょうか?
ストレッチの身体的効能
身体的な主な効果は以下の4つです。
- 血管が拡張される
- 筋肉細胞が強化される
- 細胞にハリをあたえる
- 靭帯、軟骨を柔軟にする
血管が拡張されると、血液の流れが良くなり、
↓
血液の流れが良くなれば、体の各部位に必要な栄養がi行き渡り、
↓
怪我・疾患などの早期回復が望めます。
また細胞全体にハリが出て、靭帯、軟骨が柔軟になるということは、
体を動かしやすくなり、
↓
怪我をしにくくなる、ということです。
いかがですか?
ストレッチするだけの価値があると思いませんか?
ストレッチは実は体に良いだけではないのです。
脳の活性化
自分の体の位置、サイズを意識したり、
関節を曲げ伸ばしした時に生じる感覚のことを
固有受容感覚といいます。
この感覚があるおかげで、わんちゃん達は
どのくらいジャンプすればソファに上がれるか、とか
障害物をまたぐのにどのくらい足を上げればいいか、
などが分かるのです。
常に脳が瞬時に処理していることですが、加齢と共にこの感覚は錆びついてきます。
が、体を曲げ伸ばしする(ストレッチする)ことによって、この固有受容感覚を刺激してあげることが出来るのです。
脳が活性化され、自分の体のサイズ、位置、関節の曲げ伸ばしに関する感覚がはっきりしている、ということは...、
シニア期になっても
より筋肉を維持することが出来、
認知症を予防・遅らせることが出来る、
ということでもあります。
まとめ
なぜ皆さんにストレッチをお勧めするのか、お分かりいただけたでしょうか?
まとめると、
●犬が自然にストレッチするのが理想だが、実際には出来ていないことが多いので人の助けが必要
●ストレッチは血管、細胞を丈夫にし、体を柔軟にしてくれ、さらには脳の活性化に繋がる
と、いうことをお伝えしました。
やってみようかな、と思っていただけたでしょうか...?
次回は、安全にストレッチするための注意点
について書いていきます。
お楽しみに♬
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こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。
今年も残りあと1ヶ月を切りましたね。💦
やり残したことは沢山ありますが、
それは一旦忘れて(笑)、
12月ですもの。
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