「うちの子は元気で走り回っているから大丈夫です」

●「うちの子は元気で走り回っているから大丈夫です」

 

こんにちは。

ドッグマッサージセラピストの

スザキエリです。

沢山の知らないわんちゃん達が集まるドッグパークなどに行くと、いつも複雑な思いで帰ってきます。あせる

歩き方のおかしい、または明らかに痛そうにしているわんちゃんが一杯だからです。

 

久しぶりにガールフレンドのレイアちゃん(右)と。
知らないチワワさんと何やら真剣に対応中のドゥーイー(中央)ウインク

 

走っているから大丈夫?!


よく耳にするのが

「うちの子は元気に走り回っているから大丈夫です。」

...本当にそうでしょうか?

 

 

歩き方の種類

 

3本の足が地に着いている状態を

常足(なみあし) - ウォーク と言います。 これが歩いている状態。

 

前肢を1、2 (右・左) 着いてから、 後肢を同時に蹴るのを

駈足(かけあし) -キャンター と言います。

暴れん坊将軍の馬の足音を思いだしてみてね。

パカパッ パカパッ 馬 っていう歩様です。

 

後肢に違和感・痛みがある時、 速く動きたい時、犬は好んで駈足(かけあし)をします。

 

 

 

駈足(かけあし)したくなる理由


痛いなら、なぜ走るのでしょう?

それは単純に、駈足の方が滞空時間が長いからです。

 

体重をかけると痛い場合、

膝関節を曲げると痛い場合、

後肢を左右、地にしっかり着くより、ホップ、ステップしていた方が楽なのです。

 

...人と一緒ですよね?

 

観察が大事


うちの子は大丈夫、と思いたい(心配させられたくない)という方もいらっしゃいます。 

こんなこともありました。→ 本当に知りたくない!?【膝蓋骨脱臼】

 

でも、見て見ぬふりをしたり、「走っているんだから問題なし」と安直に考えていると、大事なことを見逃しているかもしれません。

あなたの愛犬が辛抱強く、痛みとつきあっているかも!!

 

普段から体の動かす様子をよく観察して、少しでも多く気付いてあげられる飼い主でいましょうね。

 

【犬の末期ケアにおけるマッサージ】外に出て一人でおしっこ出来ました!

【犬の末期ケアにおけるマッサージ】外に出て一人でおしっこ出来ました!

こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。

 

 

目的に応じて効果的なマッサージ

「普段からマッサージで体をメンテナンスして、怪我予防をしていくこと」

をお勧めしていますが、シニア犬の状態が芳しくない時にだってマッサージは大きな味方です。

 

 

S君は推定16才。

ヘルニア手術後のリハビリでマッサージをするようになってから、もう2年半が過ぎました。

隔週でマッサージさせていただいてきましたが、わんちゃんにとっての2年半というのはやはり大きいですね。

ここ半年ほどは目に見えてすべてが衰えてきました。

去年の夏頃のS君

 

金曜日、いつものように「ハーイ」と入っていくと、パパさんが目を真っ赤に腫らしていました。

 

 

それを見て、思っていたよりずっと早く老衰が進んでいるのだと悟りました。

 

食べても食べても痩せていくS君。

くっきりと浮き出た肋骨。

腿には筋肉はほとんど残っていない。

 

筋肉を揉んだり、緩めたり、といったスポーツ・マッサージはもうすることが出来ません。

負担にならないように循環系の動きを刺激するように努めました。

 

 

すると終わってから、S君、生まれたての小鹿のようでしたが、一人で立ち上がれました!!

そして、外に出ておしっこも出来ました!!

 

パパさんがそれを見てとても喜んでくれました。

 

「実は昨日からおしっこが出なかったんだ。」と...。

 

「もう前のようにはならないと分かっていても、こんな風に楽にしてやれることが嬉しい。」 

とも仰っていました。

 

全てのわんちゃんに...

その時の犬の状態に合わせてアプローチを変えれば、マッサージはその犬に必要な効果をもたらしてくれます。

 運動量の多いパピーやスポーツ・ドッグにも。

 慢性痛のあるわんちゃんにも。

 今まさに命を終わろうとしているわんちゃんにも。

 

是非マッサージをしてあげて下さい。

 

 

 

わんちゃんの気持ちがOKを出していないと、どんなに体に良いことをしてもダメ^^;

こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。

 

エギーちゃんは、飼い主さん曰く、家族の中で

一番小さくて、

一番怖がりで、

一番威張っている

 

...そうです。爆  笑

...ベリー・キュートでツンデレなマルチーズさんチュー

 

エギーちゃん、マッサージが大好き。

同居犬のスパゴ君のマッサージをしていると、

「私の番!!」

とガンガン(ワンワンわんわん)あおられます。

そんなエギーちゃんですが、実はとても怖がりでもあります。

 

様々な物音に反応してしまうのです。

吠えて興奮するわけではないのですが、すっかり意気消滅して、一人になりたくなってしまうのです。

マッサージの最中に、改装中のお隣りから物騒な物音が聞こえてくるともうマッサージの気分は台無し。ダウンダウンダウン

これ、エギーちゃんっていう怖がりなわんちゃんのお話しだけではないんですよ。

私、思うんですけど、人も動物も気分や感情がありますでしょ?

どんな性格の子もその時の状況によって様々な感情を持ちます。

だからマッサージやボディワークをする時、わんちゃんにへんなプレッシャーを与えたり、無理強いしたり、怖がらせたり、脅したりしては絶対にダメです。

「そんなことするわけないでしょあせる」と思うかもしれませんけど...。

 

無理強いしていること自体気付かない、気付かないフリをしてしまうこともあるのではないでしょうか?

その方が都合がいいから...。

 

体に触れるって、相手の領域に随分踏み込んだ行為でしょ。

 

心と体って繋がっていますから、どんなに体に良いことをしていても、わんちゃんがされていることに違和感・嫌悪感を持っていたら、意味がないのです。

 

エギーちゃんの例で言えば、もう怖さてテンションが下がり、部屋を出たがっています。

でもマッサージの予約の時間はまだ残っているから抱き上げてマッサージし続けるはてなマークはてなマーク

 

 

...答えは皆さんもうお分かりですね?

 

NOです。

 

 

犬が痛い時のサイン

●犬が痛い時のサイン

こんにちは。
ドッグマッサージセラピストの
スザキエリです。

 

 

痛みがある時の犬の様子


皆さんの愛犬が

「何かがおかしい」

「どこか痛いの?」

と思う時、わんちゃんはどんな様子ですか?

これは一年半前のうちのドゥーイー(コッカープー♂7才)です。

  • パンティング

  • あくび

  • 震え

  • 無表情

  • 横になるのを躊躇する

こんな時は切なくて、話せたらいいのにと思ってしまいます。あせる

 

 

犬のペイン・スケール


わんちゃんの性格などによっても多少違いはありますが、一般的に犬に痛みがある場合のサインがあります。

こちら↓を参考にしてみて下さいね。

「犬の急性痛ペイン・スケール」 動物のいたみ研究会

 

愛犬の弱いところ、痛い場合の様子などがだいたい頭に入っていると、慌てずに対処出来ますね。

 

マッサージが必要なのはシニア犬だけだと思っていませんか?

 

●マッサージが必要なのはシニア犬だけだと思っていませんか?

 

こんにちは。

ドッグマッサージセラピストの

スザキエリです。

私のクライアントさんはほとんどが多頭飼いなのですが、時折犬達にこんな風に話しかけているのを耳にします。

 

「〇〇ちゃんはまだ若いんだからマッサージはいいの」

 

長くマッサージを続けて下さっているクライアントさんでも、そう感じてしまうんですね。

日頃からきちんとお伝えしていないんだなと反省。あせる

 

マッサージからより得るものが大きいのは犬が若い時


 

Terminal CareとかTransitional Massage と呼ばれる末期の緩和療法としてのマッサージももちろん大切です。

少しでも楽にしてあげられたらって誰でも思いますものね。

でも自分で歩き、食べ、排せつ出来る、質の落ちない生活を少しでも長く!と思うなら、

若く健康なうちから、定期的に!! です。

動物へのマッサージは不快な思いをさせないことが大前提。

腕はまだまだですがあせる、出来る限り気持良く、自分で力を抜いてもらえるような施術を目指しています。

でもマッサージはそれだけではありません。

 

 

定期的なマッサージで分かること


普通こんな感じに横になって全身脱力してもらった状態でマッサージをします。

 

本当にあるあるなのが、こんな感じ。

ごろんと仰向けになって

「手や足はおかまいまく~。お腹ナデナデでよろしく~」

 

...とやんわり横になった状態で関節を伸ばすことを拒む爆  笑

 

膝も肘も手根管も出来れば伸ばしたくない。爆  笑

(手先は触られるのが苦手なわんちゃんが多いですから、筋肉だけの問題ではないと思いますが。)

 

そうなると、

膝関節を伸ばすのに使う筋肉周りに何か問題があるのかな?

筋肉量が衰えてきたのかな?

 

などと想像出来ます。

たとえばここね。↓

それとも、ここらへんの筋肉を痛めた?

ゆっくりほぐしていけば大抵伸ばしてくれます。

 

 

分かったことをどう生かす?


本当に怪我をしているようなら獣医師の診断が勿論必要です。

でも完治した後に、

  • 体幹トレーニングを始める

  • 膝関節の曲げ伸ばしに使われる筋肉トレーニングを始める

などを取り入れたら

筋肉量をキープし、怪我予防をすることが出来ます。

前十字靭帯を切ってしまったわんちゃんのおうちの方は

「片方を切ると、大抵1~2年以内にもう片方も切るって先生に言われたわ~。」

とまるで「これはこの犬種の運命!」のように捉えていることがありますが、違いますよ!!

最初の膝が治るまでの長い間、もう片方にものすごい負担がかかっているからです。

ですから怪我の時もそうでない時も、

定期的に体全体を見てメンテナンスしてあげる必要があるんです。

 

マッサージは「転ばぬ先の杖」


須崎動物病院の須崎先生はよく

「転ばぬ先の杖」

という表現をされますよね。

マッサージも食事と同じようにそういうことです。

前十字靭帯の例で言うと、両方切っちゃったらほんとに転んじゃう笑い泣き

マッサージってただ気持ちいい~だけじゃなくて、

シニア犬だけが必要なのではなくて、

一生を通して必要な「転ばぬ先の杖」なのです。